それが、フランチャイズと完全独立の個人開業(オリジナルブランド)です。
今回はそれぞれのメリット・デメリットについて解説していきます。
フランチャイズのメリット3選
メリット① ノウハウ提供・経営指導を受けられる
経営にまつわるさまざまなことを全てオーナー自身で行います。0からの独立の場合、1から学んで行かなければなりません。
開業までにかなりの時間と労力がかかるでしょう。
一方、フランチャイズの場合は、経営に必要なノウハウが整った状態からスタートすることができるので、開業までがスピーディです。
ノウハウが揃っていることから、未経験でも参入しやすいのもメリットです。
メリット② フランチャイズ本部のブランド力が使える
フランチャイズの場合、すでにブランド力がある状態からのスタートが可能です。
知名度、認知度が高いブランドであれば看板を見ただけでも商品・サービスをイメージしてもらえるので、開業から集客までがスムーズになりやすいでしょう。
フランチャイズ本部は、そのブランド力を維持・拡大していくために、商品開発や宣伝などを行います。
どの加盟店でも、同じ品質で商品・サービスに提供できるように、接客マニュアル・運営マニュアルを日頃から改善していくのも、フランチャイズ本部の大きな役割です。
フランチャイズ本部に集客業務を一部担ってもらう事ができる場合、経営に集中できるのもメリットです。
メリット③ 商品の仕入れなどが簡単になる
器具の選定や、物販の選定などは既に本社側で提携や利用の実績からスムーズに行うことができる事があります。
そのため、開業時に器具・物販選びに時間を割かなくて良い事があります。
フランチャイズのデメリット4選
デメリット① 加盟金・ロイヤリティの支払い
フランチャイズ最大のデメリットであるといっても過言ではないのがロイヤリティの存在。
ロイヤリティは、フランチャイズ本部に支払う費用のことで、売り上げの有無に関する事なく一定の金額を毎月払うケースが多いです。
本来ならジムの場合固定費は家賃がメイン。
スタッフがいれば人件費、細かい部分だとネット代や光熱費がありますが基本的には多くありません。
しかし、フランチャイズに加盟するとロイヤリティを常に支払わないといけません。
リスクを取って経営しているのに、売上からロイヤリティを支払うことになる不満は運営歴が長くなるほどに大きくなるという方も多いです。
またフランチャイズ加盟時に、加盟金の支払いがあることが多いです。
相場は200万から350万と高額です。
ジムはランニングコストは安いものの、初期費用は高額です。(ジム開業の初期費用の詳細はこちら)
加えて加盟金も支払うとなると、初期費用はより高額になります。
デメリット② 運営方法の制限
フランチャイズ加盟の場合は運営の指針、運営方法を制限されることがあります。
経営者ではあるものの、自分のジムではなく、本部の作り上げたブランドの一部になることから自由に好きなように運営は出来ません。
この制約は後々、ストレスになるケースが多いです。
自分のジムであれば自由にできる運営もフランチャイズの場合はそうもいかないことが多いです。
デメリット③ ブランド毀損による風評被害リスク
あなたのお店が健全でクリーンに運営していて順調でも
他のフランチャイズ店舗で、トラブルや問題があった場合、その風評被害を受けることがあります。
健全に経営をしていても他の店舗の影響を受けてしまうのは悲しいですし、コントロールができないリスクになります。
完全独立の場合は自分のミスで招いたことになるので自分の責任のため、仕方ないと割り切れますが、他店の影響で業績不振になるのと、ストレスは大きいでしょう。
デメリット④ 競合避止義務や契約期間の存在
上記などの理由により、フランチャイズから抜けてご自身で経営をしようと思った時、競合避止義務が適応されます。
競合避止義務とは、特定の地域での活動、または顧客の引き継ぎなどを禁止する義務です。
地域の方が顧客になりやすいビジネスのため大きなリスクになります。
また、契約期間の制約によって、期間中は運営が厳しくなり最悪の場合、閉店せざるを得ない状況となり解約を希望しても制約により期間中は自由には解約ができません。
引き際をコントロール出来ないのは非常にリスクが高いといえます。
完全独立のデメリット3選
上記のフランチャイズで開業したケースを踏まえて、次は独立開業のメリットでデメリットを見ていきます。
まずは完全独立のデメリットからご紹介します。
デメリット① ノウハウがあなたに依存する。
フランチャイズでは母体のもつノウハウを用いてスタートができる反面、完全独立の場合は今あなたが持っているノウハウに依存してしまいます。
そのためある程度の経験が必要になります。
しかし、開業を目指すトレーナーの多くがノウハウを持っていることが多いです。
どんなトレーニングがウケるのか?どんのシステムで運営していたか?その経験があれば十分ですし、不足は私たちゼロカラでサポートすることもできます。
大きなデメリットではないでしょう。
デメリット② 母体のブランド力が使えない
主にブランディングはお客様があなたのジムに頂くイメージ(印象)です。
OOジムと聞いてすぐに「あそこはこんなジムだよね」とお客様が連想します。
あなたが0から開業した場合、完全に0スタートなのでその認知には時間がかかります。
しかし、大きなデメリットではないです。
ジムの場合は週に複数回通う習い事のため、多くの人が家の近くのジムに通います。
美容院と違って、月に1回行くか行かないか程度の頻度であれば遥々電車でおしゃれな街へ繰り出すことがあっても
ジムの場合はそれは現実的ではないです。
おそらくあなたが今勤めているジムも多くは近所の方が多いのではないでしょうか?
家が近く、または職場や子供の習い事が近くにあるケースがほとんどです。
ブランディングが大きく影響するのは初期であればそこまで重要ではありません。
むしろ、0から築いていくものだと思います。
デメリット③ 商品の仕入れが難しくなる
こちらも結論大きなデメリットではないです。
母体が提携している業者は提携する理由があります。それは紹介手数料を貰えるからです。そして、その手数料の負担は借主のあなたに回ってきます。
器具であれば安価なリースがたくさんあります。ゼロカラでは器具の取扱店と提携しています。初期費用をかけないリースもできます。
またリースは、長期的な節税にもなります。更にゼロカラが提携している業者は紹介手数料を業者が負担します。
その他物販は初期フェーズであれば、必須ではないです。
私が経営するリベンジジムでは現在物販を行っていません。理由は来館したお客様全員(196名)にアンケート取ったからです。
必要な設備、サービスはあるか?聞いたところ水はウォーターサーバーでいい、プロテインなどはあれば良い程度でほとんどの人が求めていませんでした。トレーニンググッズやストレッチグッズも同様に既に持っているか、興味なし、困っていないとの事でした。
多くの人がジムに最も期待するサービスはレッスンでありそのクオリティ、その先の効果です。
初期段階であれば、物販の仕入れが難しいことはデメリットとしては大きくないです。
完全独立のメリット3選
メリット① ロイヤリティのシステムがない
当然ながら完全独立のためロイヤリティはありません。
通常、100万円以上する加盟金が全くかからないので、開業後の運転資金に回すことができます。初期に口座にほとんどお金がない状態でのスタートは健全な経営とは言えません。
重要な経営資源を保ちつつ挑戦することができます。
メリット② ブランド毀損によるリスク
個人開業の場合はフランチャイズのように他店の影響を受けることはないです。
パーソナルジムという業種そのものが悪いイメージを持たれてしまうような事態が起きれば別ですがそうそう起きないことです。
誰にも邪魔されないという安心は、健全な運営に繋がります。
メリット③ 競合避止義務や契約期間の存在
フランチャイズと違い基本的に個人開業の場合は自由です。
あなたの上に立つ上司やそれに該当するシステムが無い為、あなたの自由な運営であなたの特色を出すことが出来ます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はジム開業の際によく迷う『フランチャイズ』か『個人開業』か?
についてメリット・デメリットを紹介しました。
私自身は個人開業をしているので個人開業のメリットを多く感じています。
一方でフランチャイズを選択するメリットとしては、ノウハウが揃っているため業界未経験の経営者で長期的な予算が残されている場合メリットが多いでしょう。
パーソナルジムはストック型のビジネスで利益率も高い事から安定感があり人気上昇中です。
一方で1店舗で数億円という売り上げを出すことが基本的には難しいため大きなリターンを望む場合は複数店舗が必要になります。
一店舗あたり月に100万円から150万円の利益を確保したい方には、客観的に見ても魅力的なビジネスだと言えます。
私自身、開業の経験者です。
不安や不満を抱え、それを打開するために開業をしました。
結果全てを打開し自由で幸せなワークスタイルを手に入れました。
1人でも多くの方を開業に導いていけたらと思います。
開業に興味のある方は是非一度無料のオンライン相談にお越しください。
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