開業の結末
今から遡ること3年前、パーソナルトレーニングジムの開業を決意しました。
経営の知識は全くありませんでした。
しかし私の挑戦はうまくいきました。
フリーランスのトレーナーで年収400万円だった私は
自分のパーソナルジムを開業したことで
・月収は100万円以上アップ
・働く時間も60時間減
という結果になりました。
今回は実際に私が開業する前から開業に至り、その後どのように変化していったかをお話しさせていただきます。
開業の決意
2020年、私が開業する1年前・・・2019年のときです。
24歳で結婚をし、25歳の夏、妻が妊娠。
2020年からは、これから父として生きていけるのか不安がありました。
それは、経済的にもそうです。
私は2015年からフリーランスでトレーナーを続けて年収は200万円ほどから始まり4年が経った頃、400万ちょっとになりました。
妻が仕事を辞めるとなると心細く感じました。
時間的・経済的な問題を解決しないといけないと思いました。
そこで私は、大きく出ようと開業の決断をしました。
資金不足が問題だったため融資を受けることにしました。
「融資」はストレートにいうと借金です。
この決断には勇気もいるし、思い切った挑戦だったなと今にして思います。
父になり、次のフェーズを見据えた事が私にとって開業の決意を後押ししました。
開業の準備
融資の準備が始まります。
思い切って行動しようと決意したものの最初からわからないことだらけでした。
・事業計画書の作り方
・テナントの決め方
・内装
・器具
・備品
・プライシング、などなど
わからない事だらけでしたが、全て自分で決めないといけませんでした。
自由には責任が付きまといます。
でも、やるしかないと強く思いました。
このままだと経済的にも時間的にも厳しくなるのは、目に見えていたからです。
正直、強く決意したものの、開業というのは全てが初めての領域で面倒臭いことだらけでしたが覚悟を決めて一つ一つ調べながら進めました。
開業後にお客様が集まるような場所かどうかというエリアマーケティングについても必死で調べました。
当時の私には大変なことだらけだけど、やらないといけない。
かなり憂鬱だったことを覚えています。
開業を支援するサービスを必死に調べ、他力本願になりたい気持ちと、最適なサービスがなかったことに若干の絶望を感じながら、進まない手を必死に動かしなんとか準備を進めました。
スタートライン
堪らなく面倒な準備を終え、融資に挑みました。
結果、思ったよりもすんなりと融資が可決され、希望額の満額である1000万円の融資を受けました。
すぐにテナントの契約や保険の契約を済ませ、内装工事に取り掛かります。
新たな出勤場所です。
内装もできるところは自分でやりました。
寒い冬の電気がつかない暗い部屋で、天井の解体、床剥がしをコツコツと進めました。
挑戦をしようと決意をした日から3ヶ月経ち、ついにジムが完成しました。
ここまで、資金調達、内装、器具の購入などお店を開業するために必要なこと全てが初めてでものすごく大変でした。
でもここは、スタートライン。まだ始まってもいない。
お金と時間があれば誰でも開業はできる。でも、開業がしたかったのでは無い。
家族が増え、所得が減る。時間的・経済的に満たさないといけない。
それをクリアできるまでは安心できない。
自分を鼓舞して、必死に戦略を練りました。
今回は私は3ヶ月かかってしまいましたが、年末年始を挟んだこと、効率が悪かったこと、相見積もりに時間がかかったことで3ヶ月の時間を使いましたが理論上は2ヶ月でできると確信しています。
リベンジジム、始動
ついにオープンを迎えます。
正直、不安まみれでした。自分が作ったジムは街に馴染むか?人々にとって魅力的だと思ってもらえるか?人は来てくれるか?
結論、あらゆる心配は無用でした。
2020年7月、開業した月に4人の体験申し込みが入ります。
4名全員が入会。心から嬉しかったです。
自分が作ったジムが評価されたと思う瞬間でした。
翌月は10名入会、続く9月は12名入会。
この時点で会員数は26名になり、月商は100万円を超えました。
想定よりもかなり早く会員数は増えて12月には49名に。
月商は150万円を超えました。
会員数の増加と共に、収益は安定してきたものの、重要な時間が取れませんでした。朝から晩まで毎日休みなく。
ここで2人目の増員です。
2021年4月にはさらに3人目。この頃の会員数は65名。
2022年には、会員数も100名近くまで増えました。年商にすると3000万円以上。
スタッフも5名まで増えました。
自分が思っていたイメージを遥かに早く、大きく超えました。
妻は子育てに専念ができて、子供と過ごす時間も取れるようになりました。
スタッフが増え私自身も時間が増え新たな挑戦をすることが出来ています。
今は月に数時間レッスンをしつつ、新規事業の開発に励んでいます。
不安だった開業当時は想像もできなかったです。
ジムにこんなにも多くの人が来てくれた事、入会した会員様から、いいジムといいトレーナーに出会えたと言ってもらえた時は心から嬉しかったです。
必要なのは、勇気だけ
勇気を振り絞った2019年のあの日から、たった3年で大きく人生は変わりました。
自由な時間と、妻が仕事をしていなくても問題がない程度の経済力。
3年前より、少し自由を感じています。
そして、ゼロカラを立ち上げるアイデアが浮かんだのがつい最近のこと。
運営するジムの経営も安定し、毎月過去最高の売り上げを更新しているときに、
「私のように、少しのきっかけで人生が変わるジムトレーナーが実際はどのくらいいるんだろうか」
とふと思いました。
そこで私は、
「トレーナーの自己実現やこの素晴らしい仕事をより幸福度高く続けるには開業は一つの手段として有効」気がつきました。
こうしてパーソナルジム専門の開業支援サービス「ゼロカラ」を始めるに至りました。
自分のジムを持つ夢がある人、独立してさらにステージを上げたい人、いまの待遇に不満がある人、そんな方は是非一度、無料のオンライン面談にお越しください。
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